アースリートデザイン

造形工作デザインスタジオ

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記事一覧(34)

企業と顧客とデザインの7つの役割

From:造形工作師:キッシーデザインすることは「いい未来を計画」すること。⇒前回記事参照「モノづくりとデザインの仕事と役割」では実際にどのように見ていけば「いい未来が」観えてくるのか?今回はそんなデザインの「7つの役割」を観ていくことでモノコトをデザイン的に考えることで、自分が今何をすべきなのかを探っていきましょう。①発明デザインの役割デザインの画期的な発明はストレートに新しいデザインを創造します。例えばパソコンなんかは急速に発達してきましたよね。たとえばアップルが具現化した「マウス」が専門知識をもたなくても誰でも簡単にコンピューターを扱えるようにしたといわれています。またデザイン的にはワープロやテレビなどの決定的な違いをもたらし、パソコン以外に「マウス」を使う製品はありませんよね。家電の世界でもご存知の「ダイソン」そのダイソンのなかでも最大の発明品の「サイクロン掃除機」20世紀の初めに発明された掃除機はほぼ100年間ほど基本構造が変わってなかったのですが、ダイソンの創業者のジェームズ・ダイソンがサイクロン掃除機を発明しました。吸い込んだ空気を回転させ遠心力によって空気とゴミを分離する全く新しい方式を考え出しました。そして仕組みが違うので当然デザインも斬新なものとなったのですね。こういった常識はずれの発明によって日常の不便を解決するのもデザインの役割といえます。②使いやすいデザインの役割どうしても資本主義社会では企業活動に終わりはありませんよね。企業としては常に「多くの利益を」を追求しなければならないのです。終わりなき競争の中でデザインも常に改良を求められます。操作性や機能性を付け加えたりといった新たな課題が見つからば、解決するためのデザインを考えなければならないのです。そう考えると世の中に出回っている製品のほとんどは「改良型」であり「使いやすいデザイン」が出来上がったときに定番化しロングセラーとなります。ただし、この「使いやすさ」というデザインの動きはそのまま「美しさ」の追求にはならない。使いやすくても美しくないモノってありますよね。ただ「使いやすさ」は人間の身体構造と密接に関係しています。たとえばユニバーサルデザイン「健常者・高齢者・障碍者の区別なしにすべての人にも使いやすい」という定義があって、必ずしもそれが「美しい」という個人のデザインの好みとはリンクしない。「機能的なものは美しい」のでなく「美しいモノは機能的」なのである。③象徴的なデザインの役割大量生産されたモノを大量に売るためには、その製品の優位性や信頼性を浸透させる必要があります。そこで製品の品質の高さを象徴し消費者に記憶してもらうための記号となる「ロゴマーク」をデザインすることが企業活動には不可欠。自社の製品にマークを入れる習慣が1900年のパリ万博からといわれています。たとえば企業のシンボルマークとして有名なベンツの「スリー・ポインテッド・スター」このマークは1909年にダイムラー社の商標として登場しました。原案はダイムラー社の創業者でもあるゴットリーフ・ダイムラー自身で、「陸・海・空」を意味しています。自動車メーカーというよりエンジンメーカーとしての想いが強かったのがうかがえます。このようなブランドロゴは企業と顧客との共通の財産なので簡単に変えるべきものではないのです。

秋の散策にパブリックアート

From:造形工作師:キッシー秋も深まり木々の紅葉が美しい季節になってきましたね。そんな季節にもなり気分転換に街歩きしよう、なんてことを思いますよね。そこで、そんな街を散策していて感じること、「なんでこんなところにLOVE??意味が分からないデッカイ置物あるんだ?」または、「なんで裸なんだ(裸婦像)」なんて思ったことは1度や2度あるはず。パブリックアートという言葉をご存知ですか?※パブリックアートとは、日本語に直訳すれば、「公共の芸術」という意味になるつまり、公共空間に設置された芸術作品のことを指して「パブリックアート」と呼ぶ。つまりは公共スペースに設置されている芸術作品のこと。それらを総じて、パブリックアート(公共の作品)と呼ぶ。日本中にも多くのパブリックアートがありますよね。たとえば、・とんでもなく大きなクモ(六本木ヒルズ)作者:ルイーズ・ブルジョワ・とんでもなく大きな絵画(渋谷駅)作者:岡本太郎「明日への神話」・意味の分からない言葉の置物(新宿)作者:ロバート・インディアナ・渋谷駅の忠犬ハチ公も??などなど。これらの造形物の発端は定かではないが,駅前広場や公園,公共建築物の敷地内,また史跡の中に記念碑やモニュメントとして設置されてきたものが多いですよね。そこで、そもそも日本におけるパブリックアートの役割は何なのかが気になるところ。

FRPのモノづくりで自然を考える

From:造形工作師:キッシーここ最近、とんでもなく大きな台風が頻繁に日本にも直撃するようになりましたよね。そして毎回なにかしらの甚大な災害が起こってしまいます。そんな災害なんかも想定はしているものの太刀打ちできないことがあり、自然の猛威には到底かなわないですよね。一方で、なんとかその自然の力を生かしながら、モノづくりの技術の進化にもつながっていることがあります。たとえばスポーツ分野ですと、写真のようなサーフィンみたいな分野では、自然が作る低気圧(台風)が作る大きくなり大波(ビッグウェーブ)に乗るアスリートサーファーがいます。なぜにここまでしてこんな大きな波に乗るのか?乗れるのか?※参考→NHK「悪魔の波に魅せられた人々 〜The Big Wave Surfers〜」これはひとつに、大自然を相手にするスポーツだからこその観点ですが、「自然と対峙し、人間の限界に挑戦する」という想いがこめられている。人間としての体力的な限界を追い求めていることもあるかと思いますが、人類の道具としてのモノづくりの技術の結晶の限界への挑戦でもあるんですね。実際にそんな大きな波に乗ることはなくても、サーフィンをやったことがある人なら分かる感覚ですが、低気圧(台風)なんかが来るとなぜかワクワクしてくるものなんですね。そこで今回は、そんなサーフボードでも現在主流となっている人類が発明した”夢の素材”FRP(Fiber-Reinforced Plastics)Fiber=繊維 Reinforced=強化された Plastics=プラスチック「繊維強化プラスチック」についてご解説します。

ストローのモノづくりで自然を考える

From :造形工作師:キッシー最近よくニュースで、「スタバやマクドナルドがプラスチックストローを全面禁止」なんてことをよく耳にするようになりましたよね。以前から「プラスチック」は環境にものすごく悪いモノだということを認識してはいたものの、ここへきて一気に世界でプラスチックストローを廃止する動きが加速していますよね。ふだんはあまり気にせずに〇タバや〇ブンカフェでストローでコーヒーを飲んでる方も気にせずにはいられなくなってきたのではないでしょうか。(※ちなみに著者は以前からストローで飲むこと自体に違和感があるので使ったことがありません)ストロー(プラスチック)自体は人類が発明したとっても便利なモノなのに、今となってはそんな便利なモノを作ったがために、環境汚染の諸悪の根源みたいな扱いになってしまっています。一方でストローなどのプラスチックを製造する産業は、私たちの生活を支えるなくてはならないモノづくりの世界の一大産業となっています。かといってこのまま垂れ流しにはしてはいられませんよね。ではなぜストロー(プラスチック)という素材が世界的に廃止の動きになってきたのか?ふだんなかなか考えることのないストローの歴史と意味、その材質について改めて考えてみることで普段何気に使っているモノを探っていきましょう。