野球グラブのものづくり

From :造形工作師:キッシー


「野球のグローブって何でできていて、どうやって作ってるの?」


そんな素朴な疑問をボールではなく投げかけらるときがある。

(※ちなみに少年野球のコーチの時に)


それもそのはず、野球をするのにグローブは当たり前のように使っているが、実際にどのようにして作られているかは見たことも聞いたこともないはず。

そもそも今の日本ではそこそこ高価ではあるがスポーツ専門店に行けばグローブ自体は簡単に手に入る。でも現在と違い昔はグローブは使わず素手でプレーしていたようである。(かなり痛そうですね。。)


野球の発祥はおよそ2000年以上前!という仮説はあるにはあるがはっきりとした起源はわかっていない。

⇒参照:野球の歴史


実際には100年以上前の1896年にアメリカの大リーグが生まれたころから使われるようになったといわれています。


そのころのピッチャーの球は下手から投げるゆるい球だけでした。しかし、、バッターが打ち返す球は別です。グローブもせず素手でとる野手はたいへんでした。そこでグローブが使われるようになってきました。


では、どのようにつくっていくのかを解説します。



①型紙をつくる

まず手の形に紙を切っていきます。

本番(革)でつくる型を紙でつくります。

②裁断

型紙に合わせてグラブの表になる牛革と裏地になる革を裁断します。


※牛さんはこんな感じになってるかと。。


③ロゴや商品名を刻印します。


④すく

各パーツごとに一定の厚さになるように革をすき、さらに革が重なる部分をすいて縫い合わせしやすくします。


⑤縫製(ほうせい)

各パーツを縫い合わせる。

仕上げ縫いをする前には、熱したアイロン型に縫い合わせた指部分を入れて、形を整えたり、部分によっては、縫い合わせがスムーズになるようにノリづけする。

⑥ヒモ通し

指と指、捕球面と背面などをつなぐ革ヒモをとおしていく。


⑦仕上げのハンマー加工

捕球面をハンマーで叩いてグラブ全体の形をととのえます。


⑧仕上げ

捕球感を高めるため最後は手作業で全体をととのえます。指の入る部分はもう一度アイロン型を使って調整し、ヒモの余分な部分などもカットします。


完成!




まとめ


やはりどんなスポーツをするにせよ、道具に始まり道具に終わる。

大切にしたいモノである。



アースリートデザイン

造形工作師/キッシーの造形デザイン&工作教室

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