火を使わない電子レンジのものづくり

From:造形工作師:キッシー


「バチンっ!!」

それは突然おとずれてしまった。。

約20年使っていた電子レンジが突然ウントモスントモ言わなくなってしまい動かなくなってしまったのである。数々の思い出がつまったおり唯一電化製品で生き残っていたモノだけにショックを隠し切れなかった、のである。

「モノは単なるモノではなく、いろんなものがつまっている」

みたいなことを実感した次第である。


そんな想いを引きずりながらも新しい電子レンジを詮索していてびっくりするぐらいの機能満載になっており、そもそもこんな便利なモノの「電子レンジ」をつくったのはなぜなのか?

調べてみることにした。



:アメリカで生まれ日本で進化した:


実は電子レンジに使われているマグネトロンは、もともとは第二次世界大戦前にアメリカの軍事用レーダーとして考案されたモノで、戦後になって軍需製品メーカーの技師が偶然に調理に使えることを発見したことが始まりである。たまたまポケットに入れていたチョコレートがレーダーの研究中に溶けていたのだ。そこから、マグネトロンを使った調理器具の開発が始まり、アメリカで1954年(昭和29年)に第1号が商品化されたのである。ちなみに名前は「レーダーレンジ」であった^^


「火を使わずに、食品を温めることができる、まるで魔法のようなこの料理器具の原理は意外なところから偶然に発見された」

のである。



:マイクロ波が食品内の水分子を振動させて温める:


マイクロ波は食品の中に含まれている水の分子を振動させる働きがあり、水の分子が振動すると分子の間に摩擦熱が起きて発熱する。

だから表面よりも中の方が早く熱くなるのだ。(たまにアンまんなんかをチンすると外は適度な温かさなのに中身がやたら熱くて舌をヤケドしそうになるのはそのせいである;;)


このマイクロ波を出しているのがマグネトロンという電波発信機で、これは軍事用レーダーとして1921年(大正10年)にアメリカの研究者によって考案されたものである。


これをヒントに調理用マグネトロンが研究されたのだ。

 その後日本にマグネトロンの技術が上陸し1961年(昭和36年)※日本では1963年(昭和38年) 松下電器は電子レンジを開発し、販売を開始。

そして現在では電子レンジはかなり進化しグリルやオーブン、はたまたスチーム機能までついたマルチ調理器具に進化している。


この電子レンジひとつでいろんなお料理やモノができ、またそれらひとつひとつ作ったモノがいい思い出になることは間違いないであろう。


アースリートデザイン

造形工作師/キッシーの造形デザイン&工作教室

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