サッカーボールのものづくり

From :造形工作師:キッシー


ちまたではサッカーW杯ロシア大会で世界のトップサッカー選手集まりますので俄然盛り上がっていますね(※時差もあり寝不足気味になるのは自分だけじゃないはずです。)


そしてそんな中でも気になるのが各国のカラフルなかっこいいユニフォームや道具ではないでしょうか。今回はそんな中の重要なサッカーボールのモノができる仕組みを探ってみたいと思います。


:サッカーボールは手作りが基本:


今ではサッカーボールも機械生産により大量生産品になっておりますが、W杯などの国際大会や公式の大会では手作り(手縫い)のボールが使用されています。


みなさんがが当たり前のように蹴っているサッカーボール。サッカーがはじめられたばかりの頃は、ある意外なものを使って作られていたってご存じでしょうか?

 

初期のサッカーボールはなんと牛や豚の膀胱を膨らませたもので作られていたそうです。それを牛の皮で覆うようになり、段々と現在のサッカーボールへと進化していったわけです。

 

その後、ゴムチューブの発明で膀胱に代わりゴムが使われるようになります。現在のボールも中身にはラテックスと呼ばれる薄いゴムを使っています。この頃になるとパネルの枚数も黒い五角形の皮12枚、白い六角形の20枚というお馴染みの「サッカーボールらしい」サッカーボールに外見も変化していきます。

 

さらに人工皮革が登場すると、サッカーボールは最初の転換期を迎えることになります。

サッカーボールのイメージとしてはこれですよね⇒

昔(1930年代)はこうだったんです⇒


かなり重厚感たっぷりですよね^^


表面を覆う素材に、本物の皮を使っていた時代は雨が降ったらそれはもう大変だったそうです。水をたっぷりと吸い込んだ皮のボールはとんでもない重さになります。ヘディングなんてしようものなら、こっちの身体がおかしくなってしまいます。縫製技術も発達していなかったので、ボールはでこぼこ。グラウンダーのパスはどこに行くか予想がつかないほどでした。

 

この状況を一変させたのが、軽くて加工のしやすい人工皮革製のボールの登場です。このボールが登場したのは1986年のメキシコW杯だと言いますから、サッカーの歴史からするとそう昔のことではありませんね。加工しやすくなったことで、より“まん丸”に近づいたボールは、まっすぐ転がるようになり、サッカーのプレーにも変化をもたらします。


それまでボールを大きく蹴り出してそこめがけて走り込む「キック&ラッシュ」戦法が主流を占めていました。しかし、ボールの進化で短いパスがつながるようになったため、パスをつなげて戦略的にゴールに迫る洗練されたスタイルを採用するチームが増えたのです。


この状況を一変させたのが、軽くて加工のしやすい人工皮革製のボールの登場です。このボールが登場したのは1986年のメキシコW杯だと言いますから、サッカーの歴史からするとそう昔のことではありませんね。加工しやすくなったことで、より“まん丸”に近づいたボールは、まっすぐ転がるようになり、サッカーのプレーにも変化をもたらします。


それまでボールを大きく蹴り出してそこめがけて走り込む「キック&ラッシュ」戦法が主流を占めていました。しかし、ボールの進化で短いパスがつながるようになったため、パスをつなげて戦略的にゴールに迫る洗練されたスタイルを採用するチームが増えたのです。


ところで,サッカーボールの中でも高級品は表皮と補強層を貼り合わせた「パネル」と呼ばれる六角形と五角形の部材を縫い合わせて作られています。(職人による手縫い)


その縫い目はすべてボールの内側にありますがこれはどのように作られているのでしょうか。代表的な例としては⇒


1)ひっくり返したまま(即ち縫い目が外に出ている状態)で縫い合わせる。

2)およそ4~5片を縫い残したところで,バルブ穴のあるパネルにチューブを接着する。

3)裏返すと共にチューブをボールの中に入れる。

4)最後の3片くらいまで表側から縫い合わせる。

5)パネルを折り曲げ,専用工具を使って表側から縫う。

6)強く引っ張った糸の端に結び目を作り,折り曲げたパネルを元に戻すことで,パネルの内側に糸をしまい込む。


最後の一枚まで接着ではないところがすごいですね。

次回のワールドカップサッカー大会に向けて,これから多くの試合の中継がありますが,華やかなプレーを支えているのは実は職人のモノづくりへの情熱でもある。


スポーツをするコトも大事だが、

モノと道具も大事に大切にしたいものである。


アースリートデザイン

造形工作師/キッシーの造形デザイン&工作教室

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