陶芸とものづくり

From:造形工作師:キッシー



「ガッッシャンッ!!!!!」

「、、、、、、、、、。」

「また、割った。。」


よくご家庭でもあるお馴染みのシーン。

器の素材によっては音や割れ方も違ってきますよね。


その中でも高価な陶器を割ってしまった時にはショックが大きいですよね。

慎重になればなるほど手がすべってしまって落としてしまうもの(?)。

※著者もわりと高い陶器のコーヒーカップを割ってしまいショックを隠せない。


一方でよくテレビドラマとかで見かけるシーンで、陶芸家がダメな作品をその場で割るシーンをご覧になったことはないでしょうか?あのシーンを見るたびに「なんでわざと割るの?」と思ったかと思います。

正直、

「もったいない、、」

と思ったはずです。


しかし、作品を割るのは、一般的に陶芸家の姿を表わす一つのシンボルのようでもあり、「己に厳しい」という精神の気高さを象徴するようでもあります。


精魂込めてつくった作品を、「ダメだ。違う。」と自分の体をムチ打つように割っていくその姿からは、「道を極めるのは厳しい」という無言の言葉が聞こえてくる。一人の修行僧のようにも感じられます。


真剣に創作しているからこそ、納得のいかない作品は、世に出したくないという想いも込められています。そんな「想い」が込められた陶芸の器を使うことによって、いつもとは違った感性が蘇ってきます。


また偶然できた歪みや不揃い、釉のにじみ具合にもどこか美しさを感じ、使うにつれて角がとれて丸みをおび、じわじわと味が出てくる。これらが何とも言えない陶芸のおもしろさであり、魅力でもありますよね。


そこで今回はそんな奥の深い日本の伝統文化芸術のものづくり「陶芸」の世界から探究していきましょう。

:陶芸の魅力って?


上記でもお話したとおり陶芸には、その美しさの裏に想像以上の大変さがあり、めちゃくちゃ奥深い世界です。その一つが「ものづくり」の楽しさということでしょう。粘土をこねて形を作るというのは、子どものころに誰もが経験した遊びですよね。大人になってもやはり自分の手で何かを作るというのは楽しいものです。


しかも、初心者であってもある程度かたちのあるもの が作れるのも陶芸ならでは。たとえば板と釘で何かを作ろうとすると、やはり初めのうちは何をどうしていいのかわからないものですが、粘土をこねて好きな形 にするのならば、たいていの人は作ることができます。


しかも、それを窯で焼くことによってきちんと作品になっていくさまは、まるでわが子の成長をみるよう だという人もいるくらいです。また、初心者でも取り組みやすいという反面、思い通りのものを作るにはかなりの技術が必要です。ろくろも簡単そうに見えるか もしれませんが、イメージしたとおりに作るのはやはり難しいものです。いくつも作品を作るうちに、徐々に上手くなっていくのも陶芸の楽しみのひとつ。


作り方の技法も多彩なので、飽きることなくいろいろなものを作ることができます。それぞれの工程はどれも大切で、ひとつひとつをきちんと行わなければ 焼いた時に割れてしまうこともあるなど、常に緊張感があるのがいい。



:オリジナル作品を創造する喜び


普段使いしている器やカップ・花器などはすでに商品化されているものをお店で購入することが一般的ではないでしょうか。陶芸は、ただの土から自分の手でひとつのカタチを作り出すこと。自分がイメージしたものを空想だけでなく作品にすることは決して簡単なことではないはず。


ついに作品が完成したときの達成感はそれを作った人にしか味わえません。釉薬などの色合いも、焼き上がってみないと仕上がりがわからないことが多いの で、最後の窯だしの時は最も緊張しますが最も楽しい瞬間だといいます。思った通りの色合いに焼き上げるにはかなりの技術が必要ですし、プロでも納得できる ものはなかなかできないのが陶芸の世界です。


モノを創造する楽しさ、二つとない自分だけのオリジナル作品が出来上がる感動は何ごとにも代え難い喜びといえるでしょう。



:とにかく夢中になる


陶芸の魅力のひとつに「夢中・集中」というものがあります。


特に忙しい現代人、日々仕事や家事・育児などに追われ自分のために使える時間はなかなかありません。そんな時、一点集中で土に向き合ってひたすら手を動かして作り上げる陶芸。

無になり、ひとつのことに没頭する時間を持つということはリフレッシュやストレス発散にもつながります。



:癒し効果がある


土に素手で触れることにより、気分転換やリラックスといった癒しの効果をもたらします。土のひんやりとした食感、やわらかさ、独特の土の匂い。幼き頃の泥だんごづくりの記憶が蘇ってくるはずです。土に触れているうちに気持ちが解放され、心が穏やかになる効果があります。自然の持つチカラはココロも豊かにしてくれます。


たとえば同じ焼き物でも陶器は土、磁器は石を原材料といたします。そして、ろくろや窯などにもたくさんの種類と方法があります。陶芸は触れるだけでも癒しの効果があり、指先を使うことで老化防止にも繋がると言われています。




:製作手順


 ① 土作り (粘土の選択) ※作品に適した粘土の選定

 ② 土練り (荒練り・菊練り) ※粘土の硬さを均一・空気抜き

 ③ 成形  (手びねり・タタラ作り・紐作り・ロクロ成形・型作り) 

 ④ 乾燥  (自然乾燥) ※ゆっくり乾燥

 ⑤ 素焼き (窯詰め~窯出し) ※750℃で6時間

 ⑥ 絵付け・釉薬 (緋色) ※模様を書く 防水性・強度が向上

 ⑦ 本焼き (窯詰め~窯出し) ※1200℃~1300℃でじっくり焼成

 ⑧ 完成 




:作り方の技法も多彩な陶芸


最大の魅力は飽きることなくいろいろなものを作ることができることです。

それぞれの工程はどれも大切で、ひとつひとつをきちんと行わなければ 焼いた時に割れてしまうこともあるなど、常に緊張感があるのもいい。釉薬などの色合いも、焼き上がってみないと仕上がりがわからないことが多いの で、最後の窯だしの時は最も緊張しますが最も楽しい瞬間です。


思った通りの色合いに焼き上げるにはかなりの技術が必要ですし、プロでも納得できる ものはなかなかできないのが陶芸の世界です。門戸が広く、素人でも楽しくできるのに奥が深い、まさに長く続けるコトづくりとしてはぴったりですよね。


陶芸教室に は年代も性別もバラバラの人たちが集まることも多いので、そうした交流をもてるのも楽しみの一つ。誰もがやりたいように楽しむことができるのが、陶芸の魅力のひとつ なのです。




【まとめ】


ぜひ陶芸を体験してみましょう。

ろくろで陶芸家の気分を味わってみるのも楽しいですし、手びねりでお子さまと一緒に楽しむのも素敵な経験になることでしょう。

普段から忙しく時間に追われている方ほど陶芸の世界に触れてみて、無になり、ひとつのことに没頭する時間を持ちリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。



アースリートデザイン

造形工作師/キッシーの造形デザイン&工作教室

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